hijikitaroのブログ

しがないSIerとして、日々プロジェクトを管理し、システムを育て、日々お子を見守り育てる中での出来事や学びを淡々と書いています。

「ITアーキテクチャのセオリー」を読んでみて

最近仕事で、ある会社のシステムの方向性を考える機会があり、

ITアーキテクトとしての仕事がついにできると思い、

考えや役割などの整理をかねてITアーキテクトに関する本を読んでみたので、

記憶と記録に残すためにブログに書いてみる。

 

今回の読んだ本はこれ。

 

ビフォー

「システム方向性・あるべき姿を考えるために必要なことは何か」を知りたい。

それに普段から気になっているユーザ企業の情報システム部の在り方は、

IT子会社やベンダーに丸投げして管理・レビューをする存在ではないということを

自ら知る + 周りに知ってもらうための良い本を見つけたい。

ということを本を読む前に思っていた。

 

気づき

自分が普段から気になっていたことをわかりやすく言葉で説明してくれている。

とくに、ユーザ企業の情報システム部こそシステム構造であるアーキテクチャをしっかりと考え抜くことが必要ということ。

それを考え抜いてこその情報システム部であると書いてあり、

まさにその通りと思う。

ついでに、自分はこういう仕事をしたいのだということをやっと知ることができた。

普段のシステム開発からシステム構成を考えることが楽しく、

そのための情報は自ら進んで収集できるし、

どうすれば保守がしやすいか・拡張性があるかなどを考えることは、

ただの作業でなく一種の作品だといつも思っている。

 

 

BA・DA・AA・TA と各層の考え方・取組み方に関する章は、

システム開発に関わる全ての人に読んでほしい。

特に、Slerの方はDAをもっと大切に扱ってほしい。

よく言葉では大切にしているというが、納得がいくデータモデルを見たことがない。

一度この本で書いてあることを再度確認し、

初心にかえってデータモデリングをするべき。

これは、自分も同様。

ビジネスモデルがわかるデータモデルを考えられるよう今後も学ぶ。

 

TODO

 

まずはBA・DA・AA・TAの各章をもとに、

システム方向性・あるべき姿を考えていこう。

また、自分の強みと思っていたデータモデリングについて、

今までどのような考え方で何を取組んできたかを整理する。

そして、より強みにする + もっと大きな視点(ある業務のデータモデルのみでなく、ビジネスのデータモデル)を考えていけるような人材になる。

 

この本を読むことで、自分の進む道と身に着けるスキルを考えることができた。

本当にこの本に感謝。

そして、できればこういったITアーキテクトとして、

第一線で働いている人と仕事をしていきたい。

仕事ができる人材に自分もなっていこうと思う。